今年の6月から始まった香港のデモ活動。
最初はただ、同じ志の人たちが一つになって
街を行進する、
プラカードを持って声を上げる、
数時間だけ道が占拠される・・・
程度だと思っていました。
結構甘く見ていました。
ところがところが。
最近はなんだか活動が活発になるどころか
激しさを増している様子で、
終わりが見えず、我々香港在住外国人は
不安を拭えない日々を送っています。
一旦落ち着いたかと思えば、
また夜になるとサイレンの音がしたり、
ニュースを見ると違うエリアでは
結構派手なぶつかり合いがあったり。
いつになったら終わるのか分からないので、
不安が増すばかりです。
しかし・・・
デモ活動真っただ中でも、
香港の方々は普通に暮らしています。
内心どう思われているかは定かではありませんが、
普通に買い物をし、普通に運動をし、普通に外食をし、
普通に散歩をしています。
こちらがビクビクしているのがおかしいくらい、
普通に見えるので、拍子抜けしてしまいます。
そして、それは香港の会社もしかり。
今回のデモ活動で「マキシム」という飲食店運営会社が
ターゲットになっています。
その理由はここでは割愛しますが、
この会社はかなり多くの人気飲食店を運営しているため、
香港のそこら中にデモ隊の破壊行為の
ターゲットとなり得るお店が点在していることになります。
エリアにもよりますが、かなりこてんぱんに破壊されて
ボロッボロになっているお店、
酷い落書きをされているお店が
ニュース映像でも映し出されています。
このまま潰れてしまうんじゃないか・・・とこちらが
心配してしまう程お客さんも減っているのが
目に見えてわかります。
しかし、こちらの会社、一部店舗はクローズしてはいますが
他の店舗は破壊された後も継続してオープンしています。
しかも、そのままの姿でではありません。
私の想像をはるかに超える姿で再開していました。
その姿がこちら・・・
↓最初に見た時は、「やっぱり潰れちゃったのかな・・・」と思ったのですが・・・
↓あれ？よく見ると、中に商品が並んでいて、お店の人もお客さんもいます。
↓そうなんです。こうやってお店をオープンしているんです！うっそー！！
お店を白いパネルのような壁で囲み、
外からの攻撃を受けても守れるように保護しています。
す、すごい！！
もし日本だったら、きっとここまでして
すぐに営業再開はしないと思います。
世論とかもあるでしょうし。
しかし！！さすが、香港！！
メンタルが強いというか、切り替えが早いというか、
こうやってでもお店を開けるんだな～と
自分にない発想に感心（？）してしまいました。
しかし外を囲っていても
影響が全くないことではなく、
売っている商品が半分くらいに減っていたり、
ガラスケースが無くなってオープンスペースで売られていたり、
以前と状況はガラリと変わってしまっていました。
これからどうなっていくのか、
不安の中ではありますが見守っていきたいと思います。
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